北京オリンピックも終盤に差し掛かってきました。
メダル獲得の有無にかかわらず、各国代表の責任を持ちながら自分のギリギリに挑戦・勝負をしている選手の姿に感動と興奮を与えられますね！
様々な状況・局面・精神状態でも他国選手とだけでなく自分自身と全力で戦う姿は本当に素晴らしいと思います！
　
引き続きオリンピック選手たちを応援しつつ、記事の題名にもしましたがWi-Fiの電波干渉のお話をさせていただきます。
　　
Wi-Fiの電波のとしては、「2.4GHz」と「5GHz」の周波数があり、それぞれ特徴があります。
　
分かりやすく簡単に説明をしますと以下となります。
（簡単にしか説明できないだけですが）
　
2.4GHz：遮蔽物（壁など）に強く、電波も飛びやすい。家電をはじめ、さまざまな機器での電波干渉が起きやすい。
　
5GHz　：遮蔽物に弱く、2.4GHzに比べて電波距離が短いが通信速度が速く、他機器の電波干渉を受けづらい。
　
上記を踏まえてお話をさせていただきますと。以前より弊社にてWi-Fi設備を導入させていただいたお客様にてWi-Fiの速度が遅いとのご指摘をいただいており、先日ようやく解決することができました。
そもそもはネットワークのルーターにて速度低下が起きており、調査・指摘をしてそれを修復してもWi-Fiが不安定なままという状態でした。
（ルーターは別業者が導入・管理しておりました）
　
Wi-Fi機器（アクセスポイント）数は充実しておりましたが、担当者様とご相談をさせていただき念のためさらにもう1台を増やし、改善できたと思いきや。
後日ご連絡があり、「まだ速度が出ません」「前より遅くなったりする」といったご指摘をいただく始末・・・
しかも、最後に増やしたアクセスポイントから３ｍほどの距離の席の方（窓側席）に関しては仕事にならないほど。もはや使えていないレベルだと・・・
　
都内でも一流のオフィスエリアということもあり、さまざまな周辺企業のWi-Fiの干渉を受けてる可能性を考えて設定調整をしておりましたが、それでも改善されず。
お客様先に伺い調査をしつつも、頭の中は「なぜ」「Why」が出続けている状態・・・
そのような中、窓側での速度を再確認しつつ、なんとなく窓側のエアコン（こんなやつ）
コピー元：https://officee.jp/catalog/%E9%8A%80%E5%BA%A7%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%93%E3%83%AB/34316/

の上に私のノートパソコンを置いてみると・・・
　
もはやインターネットに接続すらできない！！
　
まさかまさかのビル設備のエアコンに干渉しておりました。推測ではありますが、おそらく電源200Vの動力を使用しており、それに2.4GHzの電波が干渉していたのではないかと思われます。
　
そしてWi-Fiの設定でも、SSID（電波名称名称のようなもの）を2.4GHzと5GHzを同じにしていたため、お客様の各パソコンが電波強度の強い2.4GHz帯の電波を自動的に掴んでいたこともあり、
全体的に速度ストレスが発生しておりました。
　
改善策として、2.4GHzと5GHzのSSIDを分けてそれぞれを選んでWi-Fiを使用していただく提案をいたしましたが、それは避けたいとのご要望をいただいたため、
全体的に2.4GHzのSSIDを停止したところ、状況を改善することができました。
　
2.4GHzに対する私の知識として、電子レンジや冷蔵庫などの家電やBuluetooth・ビジネスフォンPHSアンテナなどに干渉することは知っていましたが、ビル設備のエアコンに干渉するとは
驚きというか不覚というかショックというか恥というか・・・すべてが入り混じった感じでした。
　
Wi-Fi以外の原因（ルーター）から始まったインターネット速度が遅いといったことに対して、改善までに年単位の時間がかかってしまいました。
弊社社内でも話したところ「そんなことある！？」「ウソでしょ！？」といったリアクションでしたが、もっと早く気づけていればといった恥ずかしい気持ちと申し訳ない気持ちです。
　
表現として正しくはありませんが、今回の件で私自身も勉強になりましたし、今後の提案や運用に活かさせていただきます。
　
オフィス内のWi-Fi・インターネットの速度が気になりましたら、お付き合いのある業者または弊社にご相談をしていただけたらと思います。
　
以上です！